一粒一粒に映る 池田の魅力

2009年8月1日(土)AM10:00~12:00 曇・雨
池田町上荒谷 農畜産物処理加工センター(集落センター)

年に3回ある 田んぼの生きもの調査
まちに待った「夏編」の日です!
今回も 植物のことならこのお方!→癒し系の赤井先生
に導かれ、、
春編」の時にもお会いした
勉強熱心な営農農家のお兄様達やら
プラス
池田のシャキシャキお姉様や
カワイイ娘さんと親子でお越しの方もいらっしゃり、、
今日はどんな生きものに出会えるのか
(なんせ「春編」に参加した時は・・カナリ世界観変わったもんで・・)
とーーっても楽しみ♪

長引く梅雨・・今にも泣き出しそうな空模様・・・
「天気がもつことを祈ります」先生のこの言葉からの
スタートとなりましたぁ。。

池田町の田んぼの面積・・≪7割≫は特別栽培!!
池田町のほとんどの農家の方たちが
『特別栽培=農薬と化学肥料を極力使わない米づくり』
に取り組まれてる中・・
ココ、上荒谷地区にも
減農薬・無農薬の田んぼが
ズラリズラリと、、
↓の地図の 黄色が『匠 ~減農薬~』、、 ピンクが『極 ~無農薬~』!!

赤井先生を先頭に
この『匠』と『極』の田んぼのまわりをトコトコ歩きながら
時々立ちどまりながら
農薬を使わない田んぼの様子を
じっくり見てみました

今回出会った田んぼの植物たちは
コチラにまとめてみましたにょで
ご覧くださぃ◎

ちょかちょかでは
特に印象に残った生きもの達をご紹介
しちゃぃたぃと思いマス!!


「こりゃまずい!はよ帰ってぬこー」
この状態を見たシャキシャキお姉様・・アワテ気味!
稲と一緒に田んぼで生活しちゃってる
『コナギ』です。。
農家の娘のくせに田んぼ初心者の智やけど、、
なんだかコナギやばいかも・・って、、
上の写真みたいになっちゃったら
一体どこから手を付けていいのか・・状態やと思います・・
コナギは深水が好きらしく、、
酸素が少ない状態になると
芽を出してくるそぅです!
防除方法として・・
『米ぬかでトロトロ層にして根っこを浮かす』
『水管理を徹底』
『水を落としていけばコナギが枯れる』
ってゅぅ方法もアルそうですがぁ、、
コナギで困ってる農家様は池田町だけではナイ
らしく、、
防除方法について只今・国で・研究中!らしぃです!
嫌われぎみなコナギも
天ぷらにすると意外とイケるらしく
                     「田んぼのコナギはくせぇー」
どこからかアドバイス的な声が聞こえてきましたが、、
一回食べてみる価値アリ
かもです!
こーんなコナギも 1日中だけ・・
小さなお花を咲かせるそぅで・・
運よくコナギの花に出会うコトに・・

こっぽい屋に出しねのー」 「新商品じゃぁー」
1日花やっ!って先生もゆーてるのに、、
この勝手な発言で沸かす お兄様&お姉様(笑)

コナギ・・・
このコナギも含め、、
池田町の営農にとってマイナスな
4大植物が、、
●コナギ
●オモダカ
●ヒエ
●アメリカセンダングサ
(写真&説明はコチラで)
だそぅで、、

農薬と化学肥料を極力使わない米づくりにとって
草取りの重要性。。
そして
農薬と化学肥料を極力使わない米づくりの
大変さ。。
農薬と化学肥料を極力使わない田んぼから採れた
お米の有難さ。。
・・なんだか・・
コナギから全てを感じ取れた気がします。。

田んぼには植物以外にも
こんな生きものを見つけることができました

農薬を極力抑えた田んぼには
「クモ」が 多いそぅです!
クモは、「カメムシ」などの害虫を食べてくれる
お米づくりの見方デス!
そんで・・ そのクモを狙ってる「カマキリ」

そしてそして・・「バッタみたいな虫さん」まで!

農薬を極力抑えた田んぼでは
元気な生きものたちに出会えるコトが出来た
ケド・・
農薬を散布した田んぼは・・一体どぅなんだろぅ・・・?
さぁて、、
分かりますかぁ?↓を見てください!
昨年の生きもの調査の結果です
参考までに、と赤井先生に頂きました

右下の 赤い塗りは『慣行』。。
『慣行』・・・農薬や化学肥料を使ってお米を作ってる田んぼです。。
慣行はなんだか・・生きものが少ない傾向にある
みたいですね!
基本的に生きもの達は農薬により死んでしまうそぅです。。
そして赤色以外は
池田町の『匠~たくみ~』 と 『舞~まい~』
どちらも 「農薬と化学肥料を極力使わない米づくり」を実行されている田んぼデータです。。
同じ谷口でも、、『匠』 と 『慣行』 とでは
ま逆ですね・・・。。。

生きもの調査も半ばで
とぅとぅお空が泣き出し
しかもケッコー本格的に大粒の雨が降ってきまして・・
駆け込み屋根の下。。

「雨やどりなんて何年ぶりやろぅ」
誰かがポロッとつぶやきました
「どこからいらしたんですかぁ?」
智が大きな声で聞きました(笑)

気になってた娘さん&お父様のカップル・・
雨やどりの勢いで
勇気だして聞いてみたら・・
「鯖江から来たんですぅ」「新聞見て来たんですぅ」
意外とよくしゃべるナイスなお方で(笑)
「大阪の知人に 福井のお米を贈る時は
    池田か大野って 決めてるんですぅ」
なんとまぁー!
ステキな事を言ってくださりました★

 
自然が大好きで
山菜採りに来たり
池田町にはよくいらしてるお方らしくぅ、、
「汚い水で育ったお米は買いたくないですもん」
「池田町のお米はホンマに美味しいです」
ぽわぁ~
雨なのに・・あったか~い気持ちになりつつ、、

降り止まない雨だもんで
一同センターへ戻りつつ、、
シャキシャキお姉様との愛愛傘で
シャキシャキ節を堪能しつつ、、
センターに戻った一同は
赤井先生からスゴイ植物を見せてもらうことに・・・

池田町の環境の良さをあらわす、、
絶滅危惧種の
貴重な植物たちデス!
●ホシクサ
●ミズマツバ
●スズメハコベ
●イチョウウキゴケ
特に スズメハコベは
池田町内でも 1ヶ所でしか見つけることができなかった植物
らしく・・
チョーキチョーな植物と知った瞬間!
「うらの田んぼやろー」 「うらの田んぼに生えてたんやろー」
残念やけど違います
「うらの田んぼにも生やしてくれんけー?」
・・笑・・イヤイヤ・・笑・・
オモロイです池田人。

そんなこんなでドシャ振りハプニングもありつつ
「いま何時ですかね?時計はどこでしょう?」
「時計です」

(笑)もぉ~最高やわぁ~このタイミングゥ~
今日来てよかったぁ~(オイオイ)
でもホント!
こんな風にちょっとオモロイ人達が作ってるお米ってのも
ある意味
池田町の美味しいお米の魅力かもしれないデスゥ~
人が食べるお米やけど
人の事だけじゃなくって
小さい生きものたちや 何気ない植物たちのことも考えて作るお米
池田町本来の 良い環境に上乗せて
お米、一粒一粒に
この 『人』の魅力が詰まってる気がするなぁ~
今回も勉強になりすぎました、、
色んなコトが頭をよぎり
本当もったいないくらいの生きもの調査でした!