農地・水・環境向上対策取組状況

池田町「農地・水・環境保全向上対策」取組経過(H22年3月末現在)

■営農活動支援
活動区分 先進的営農活動
取組団体 農林公社
JA池田
農業者
活動項目 ゆうき・げんき正直農業の実践
生命に優しい米づくり運動の展開
生態系調査による実証
実証ほ場設置、研修会、作見会の開催
取組内容 【営農指導】
・7月22日 地区別現地確認
・8月25日 地区別現地確認
・8月31日 審査会

【生命に優しい米づくり認証結果】
・極 :   6名(2.0ha)
・匠 :   47名(76.7ha)
・真 :   44名(58.4ha)
・舞 :  111名(73.8ha)
・計 :  208名(210.9ha)

衛生画像による営農支援マップ作成

土壌図展示作製

【その他】
・全ほ場に看板設置: 1.836筆
・実証ほ場指示板設置: 13ヶ所
・水質調査: 用水6点 排水3点
・栽培支援観測装置への通信BOX増設 3基

事 業 費 13,382,895円
評  価 ・昨年と比べ、参加者数で54名、作付け面積で約9.6ha増加し、真の面積と舞いけだ参加者の伸びが多くなった。

・栽培基準に対する理解が深まり、間違える生産者が少なくなった。

・中間の現地確認結果での改善指示の徹底が図られた。

・土づくりを要件に加えたため、すべてのほ場で堆肥やケイカルによる土づくりが実施されるようになった。

課  題 ・更に多くの農家が取り組むよう啓発活動の実施が必要である。
・集落ぐるみでの団地化推進。
・指導・認証体制の充実。
・消費者への理解を深める方策が必要である。
・生物、植物調査を定量的に行い、専門データーを採取し、活用する取組が必要である。
・「極」の栽培技術の確立
・イモチ病予防策の徹底
  ・初期育成の確保

■共同活動支援(基礎部分/農地・水向上活動)
活動区分 基礎部分
農地・水向上活動
取組団体

区長会
農業者(972名)
非農業者(38区)
池田町土地改良区

活動項目

【基礎部分】
・遊休農地の把握
・各施設の点検
・共同作業計画
・畔・農地法面の草刈り
・水路の草刈り・泥上げ
・農道の草刈り・砂利補充・側溝泥上げ
  ・パイプラインの配水操作

【農地・水向上活動】
・施設の機能診断
・年間活動計画の策定
・農用地法面の補修
・獣害防護柵管理
・水路の目地詰め
・給水栓ボックス補強
・農道の簡易な補修

取組内容

【基礎部分】
・各施設の点検: 37地区
・共同作業計画: 37地区
・畔、農地法面の草刈り: 20地区
・水路の草刈り、泥上げ: 20地区
・パイプラインの配水操作: 1地区

【農地・水向上活動】
・施設の機能診断: 37地区
・年間活動計画の策定: 37地区
・農用地法面の補修: 2地区
・獣害防護柵管理: 13地区
・用排水路の修繕: 7地区(45ヶ所)
・農道の補修: 2地区(2ヶ所)

事 業 費 10,394,487円
評  価

・3年目が経過し計画的に作業が進んでいる。

・用排水施設などの修繕活動が増加してきている。

・5ヶ年事業での計画的な施設維持活動が進んできている。

・集落内での若手リーダーが育ち始めている。

課  題

・用排水の受益など集落間の共同活動が必要である。


■共同活動支援(農村環境向上活動)
活動区分 農村環境向上活動
取組団体 直営事業
環境パートナー池田(40名)
NPO法人環境Uフレンズ(99名)
まちおこし21(21名)
NPO法人農村力デザイン研究所 4学期受講生(延90名)
活動項目

【直営事業】
・田んぼの生もの調査
・グランドカバー実証
・ホームページの共同運営

【環境パートナー池田】
・かえる通信の発行

【NPO法人環境Uフレンズ】
・食Uターン事業

【まちおこし21】
・外来植物の駆除

【NPO法人農村力デザイン研究所】
・「農村の持つ力」の学習会

取組内容

【直営事業】
・田んぼの生もの調査 5月30日・8月1日・10月17日
・在来種による畦畔カバー実証 8月3日・10月2日
・ホームページの共同ページ掲載

【環境パートナー池田】
・かえる通信の発行:4月から毎月1日発行 各1,500部
・環境向上講演会の開催 2月7日

【NPO法人環境Uフレンズ】
・食Uターン事業(生ゴミ): 毎週月・水・金曜日
・食Uターン事業(天ぷら油): 毎月2回木曜日

【まちおこし21】
・オオキンケイギクの駆除: 6月21日
・セイタカアワダチソウの駆除: 10月18日(区長会と連携・全町)

【NPO法人農村力デザイン研究所】
・雪どけ村の工房市 3月7日実施
・農村にある「手間をかける暮らし」の実践
・農村に伝わる匠の技の紹介

事 業 費 2,725,193円
評  価

【直営事業】
・生きもの調査への関心が高まり、農薬使用に対する意識変化が進んでいる

【環境パートナー池田】
・実践活動の紹介による集落間の情報の共有に効果があった

【NPO法人環境Uフレンズ】
・生ゴミ回収スタッフが大幅に増加しており、町民全体への広がりとなっている

【まちおこし21】
・区長会の協力を得て、池田町全域での活動に発展した

【NPO法人農村力デザイン研究所】
・農村の持つ大きな力と可能性の再発見が進み、
 経済拡大の中で見過ごされてきた
 農村伝統の知恵や技術に光が当たってきている

課  題

【直営事業】
・調査方法と参加対象者の目的別区分が必要である

【環境パートナー池田】
・単なる事業説明のチラシでなく、地域農村社会の「気持ち」も高めるツールに発展させる

【NPO法人環境Uフレンズ】
・町全体で見ると生ゴミを出す頻度の多い集落と少ない集落との格差が広がっている

【まちおこし21】
・セイタカアワダチソウ以外の外来植物が発生してきている

【NPO法人農村力デザイン研究所】
・継続した活動と活動報告の必要がある