セイタカアワダチソウの駆除

川沿いや空き地で、毎秋に見かけるセイタカアワダチソウ。
背が高く、風になびく黄色い花が特徴です。

セイタカアワダチソウは、北アメリカ原産の、いわゆる「外来種」。
土手や荒れ地に生える多年草で、地下茎を四方八方に伸ばして、
その先から芽を出すため、非常に繁殖力が強く、3~4年で大群落になります。

また、根から他の植物の発育を妨げる物質を分泌するため、
生息域内の在来植物は壊滅的打撃を受けてしまいます。
ススキでさえ負けてしまうほどだそうです。

そして、10数年ほどすると、
セイタカアワダチソウ自身が自家中毒状態となって根絶え、
その後は雑草1本生えない荒れ地となってしまうそうです。

このように、生態系に非常に大きな悪影響を与えるとされ、
環境省の【要注意外来生物リスト」に掲載されています。

池田町でも、工事車両などが運ぶ土砂の中に混じったりして、
町内の各地でこのセイタカアワダチソウがみかけられるようになりました。

幸い極端な大群落はできていないため、今のうちにできるだけ早く撲滅をと、
まちおこし21が平成13年に、駆除活動に立ち上がりました。

環境団体に声をかけ、毎年秋に駆除活動を行っています。
※根絶させるには別の季節が適していますが、
花の頃がもっとも見分けやすいため、秋を選んでいます。

今後は、全集落参加による一斉駆除活動へと、
取り組みを進めていく予定です。