生きもの調査 ~東俣地区~

2009年7月14日(火) PM1時~ 曇晴れ 東俣集落センター

池田町の東俣地区(新保スキー場近く)で
『生きもの調査』を行いました
スタッフは東俣地区の営農農家さん数名
福井市治水記念館館長 平井先生をアドバイザー役に向え
今年で3回目となる今回は
池田第三小学校の子供達と一緒に楽しく調査です


パネルを見ながら
この生きもの見たことある人ー?
という先生の問いかけに
元気よく手を上げた子供達
学年毎に班分けされ
最初は 小さい生きものを見つけに用水へ

アミですくったら白いバットに入れ
目をこらして よーく見ると
草に混じって ホントに小さい 小さい小さい生きものたちが
ぴょんぴょんと泳いでいました

お次は田んぼの横を流れる川での調査です
奥の二人が川に足を入れ
細かく足踏みさせながら前進します
(分かりにくい写真でごめんなさい。。)
この行動を「ガサガサ」と言うそうです
《ガサガサの注意:川の淵の方を踏んで行くと魚が逃げないそうです》
手前の二人はアミを持ちじっと待機
追い込まれた生きもの達がアミに入る
という仕組みです

ガサガサ初体験
川に入ったのも もしかすると初めて?の子供達
ワイワイと
時々けんかをしたりしながら
自分より大きなアミを一生懸命使って
生きものを採取していきました

さぁて どんな生きものがいたのかな??

平井先生やスタッフさん達も協力しながら
生きものを数える作業

本当に小さく ぴょんぴょん動くので少し手こずりながら
みんなの分を足していきます

その結果
終始子供達とのドタバタ劇でしたが
以下の様な生きもの達がいる!
という事が分かりました

枠外の青●の生きものがいる事は
きれいな水の証拠です
用水には 小さい生きものが沢山
特に カゲロウやブユが沢山いる事が分かりました
用水 : きれいな水
という事が証明されました

田んぼの横の川には
トノサマカエルが特に目立ち
ガムシの幼虫など きれいな水にか生きれない生き物も
見つける事が出来ました
しかし タイコウチなど汚い水にでも生活できる生きものもいたので
田んぼの横の川 : 少しきたない水
という結果になりました
農薬を極力抑えた米の栽培『生命に優しい米づくり』の成果が
年々表れている事がこの調査で実感しました

子供達が帰った後
東俣地区のお母さんの差入れ梅干で 塩分補給した後は
スタッフさん達の質問タイムとなりました

今年で3回目となるこの生きもの調査ですが
平成19年に始めた頃は
本当に生きものいるのかなぁ? と不安もあったそうです
しかし、調査してみると
想像以上の様々な生きものの存在に気づかされ
毎年増えていくのが楽しみだと話されていました

この 集落での生きもの調査は
池田町でも東俣地区だけで
全国的にもめずらしい取り組みです
この生きもの調査を通じて
集落営農の方達の繋がりはもちろん
地区全体の繋がりが強くなったと感じる
と話すスタッフさん達

池田町全体で力を入れる
農薬を極力抑えた米の栽培『生命に優しい米づくり』を
実証する為に行われる生きもの調査
かと思いきや
いや、それ以上のものがある!
と私は感じました

「自分達の集落に誇りをもってるんやって」
そぅ話してくれたお母さんの目は
子供達以上にキラキラしていました